子どもができなかったらどうしよう・・・
なんで私だけ子どもができないんやろう・・・
あなたは、こんなふうに悩んできたかもしれません。
現在進行形で悩んでるかもしれません。
私もそうでした。
「なんであんなカップラーメンとかポテチばっか食ってるヤツにできて、運動も食事もいろいろ気を使って頑張ってる自分にはができないの!?」
「なんでこんなヤツができちゃった結婚して、何年も前に結婚した私にはできないの!?」
もうほんっと、イヤなやつでしたねw
でも、妊娠できるかできないかは、
究極を言えば「神のみぞ知る」領域なんです。
いやほんとに。こればっかりは。
不妊は、もしかしたらあなたの人生を豊かにするために与えられたものかもしれません。
子どもがいることって本当に幸せなことなんでしょうか?
それは、今決めることではないと思います。
「子どもがいる=ハッピー」
なんて、決めつけるものでもない。
子どもは夫婦にとって、どんな存在なんでしょう?
子どもがいない人生を受け入れることで、
夫婦の絆を深め、より豊かな人生を二人で歩む覚悟が産まれるのではないでしょうか?
あなたにふさわしい、妊活の幸せな終わらせ方を考えてみましょう。
妊活の幸せなやめどきの考え方
おいおいぽりんよぉ、
めっちゃ頑張ってるのにそんなマイナスなこと言うなよ〜
って思いますよねw
だから、
今まさに頑張っているあなたにとっては
ピンとこないかもしれませんし、
そんなこと言わんとって!
ってなるかもしれません。
でも、少しでもあなたの辛い思いが楽になって欲しいという思いで
この記事を書いているので、
どうぞ、最後まで読んでください。
妊活のやめどきは、なんとなく自分で分かるそうです。
高額な不妊治療が続くことで経済的に負担になってくることも、
治療をやめる理由の一つだと思います。
治療を始めたときは、お金はどうにかなる!
と思っていた夫婦も、
なかなかうまく行かない治療の中で、かけてきた費用は膨らむばかり。
「今あきらめたら、これまでかけてきたお金も時間もエネルギーも全部ムダになっちゃう!」
って思うと、怖くてやめる勇気もないまま、
ずるずると続けている夫婦もいるでしょう。
ゴールが見えない中、
「次のタイミングでもしかしたらできるかもしれないのに、今治療をあきらめたら、その可能性もゼロになる」
そんなふうに考えると、
どうしてもやめることが難しくなってしまいます。
不妊治療は現在国からの援助がほとんどなく、
ほぼ自己負担ですよね。
治療費を捻出するために、
働かざるを得ない女性は多く、
働くと今度は通院が難しくなると言うジレンマに苦しみます。
実際、わたくしぽりんもそうだったように、
高額な治療費を払うためにいっぱい夜勤に入り、慢性的な睡眠不足によりホルモンバランスはさらに悪くなり、基礎体温なんかガタガタ、自律神経も乱れる始末・・・。
これじゃあ、なんのためにやってるのか分からないですよね。本末転倒。この矛盾が、このジレンマが、本当に苦しかったし、イヤでした。
でも、クリニックでは「もうやめた方がいいですよ」なんて言ってくれません。
それもあって、自分でやめどきが分からなくなってしまうのです。
ここで、知っておいてほしいのは、ゴールを決めるのは、先生でもなく、親でもなく、
自分たち夫婦だということです。
・40歳まで頑張ろう
・5年頑張って無理なら終わりにしよう
・200万までを目処にしよう
などなど、数字を明確にして目標設定するのもいいでしょう。
どんなゴールを決めるにしても、
「よっしゃ!もう十分やりきった!やめることに後悔はせん!」と
子どもがいない人生を選択する覚悟ができたとき、妊活のやめどきと考えてもいいかもしれないですね。
妊活のやめどきを、自分たちで決めるって本当に苦しいし、難しいことです。
だから、後悔しないように、
夫婦でよく話し合ってください。
不妊治療を楽にする方法は「あきらめる」こと!?
「頑張らなければ」「信じなければ」「あきらめれば」楽になる、
なんて、今一生懸命、妊活しているあなたに対して失礼かもしれません。
プロフィール【ぽりんストーリー】でも書いた通り、
「頑張らなくていい」「信じなくていい」「あきらめて」って言ってるわけではないんです。

でも、「絶対にあきらめない!」「絶対に赤ちゃんがほしい!」と強く思い続けると、あなたの精神が持たなくなるかもしれない。
私がそうだったように。
だからこそ、もし、願いが叶わなかったときのイメージを、ちょっとだけでいい、
ちょっとだけでいいから、してみてほしいんです。
期待が強ければ強いほど、叶わなかった時のショックやストレスはめちゃめちゃ大きくて、いつか張り詰めていた糸がプッツンと切れちゃうかもしれない。
そうなれば、愛するパートナーとの未来まで暗いものになっちゃいます。
赤ちゃんがいても、いなくても、これまで通り、夫婦の幸せな生活は続くのだと信じてください。
あきらめる選択も少しだけ視野に入れてみると、心がすっと楽になるときがあります。
赤ちゃんがいない人生を受け入れる勇気が、不妊治療の苦しみを和らげてくれるかもしれません。
子どもがいるから幸せではない
赤ちゃんがほしくてたまらないとき、
夫婦の幸せは赤ちゃんがもたらしてくれるもの
って感じてるかもしれません。
「子どもがいる=幸せ」
っていう固定観念として潜在的に意識づけられているからです。
でも、幸せって、子どもがいないと感じられないものでしょうか?
ここで、私の友人の経験と思いを紹介します。
Tさん 43歳
Tさんはもともと別の仕事をしていたんですが、
助産師になりたいという夢を叶えるべく、
28歳で看護大学に入学します。
看護師・保健師・助産師免許を取得後、
32歳で念願叶って助産師として働き始めました。
看護大学に入る前から結婚はしてたけど、
夢を叶えるため、学業を優先されていました。
夢が叶い、仕事もバリバリやっている中、
34歳で自然妊娠。心拍確認後流産。
その後半年以上妊娠せず。
不妊治療専門病院受診し、一連の検査をしましたが異常はなし。
夫婦で話し合い、年齢の事も考えすぐに体外受精を実施。
36歳:長子出産
39歳:次子出産
それぞれ体外受精で授かり、現在育児に奮闘されています。
家族4人でとても幸せな家庭を築いていて、
私からしたらとっても憧れの家族です。
そんな彼女から、ありがたいお言葉をいただきました。
ぽりんちゃんの友人です。
今回私の経験をブログに載せていただけるということで
恥ずかしながら少しお話させてください。
【これからお話することは、やはり「産んだから言える事」なんだと思います。
不快な思いをされる方がおられたら本当に申し訳ないです。】
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年齢的なこと、そして
初めての子を流産し、私の精神面も持たなかったという経緯もあり
夫婦で話し合って早めのステップアップを決めました。育児は体力勝負なので、結果的にはこの選択で良かったと思っています。
お陰様で、私たちは二つの命に恵まれました。幼い二人の親になることは
思いもよらなかった驚きや幸せを届けてもらえる貴重な体験で
間違いなく私たち夫婦にとって
尊く・かけがえのないものです。でも時々ふとある思いがよぎることがあります。
「私たち、親になって色々なことを諦めたな」と。例えば夫婦二人だけの時間や、お互いの仕事上の夢…。新たな命の責任を背負うためには、想像以上の犠牲を伴いました。元々私たち夫婦は仲の良い方で、それが誇りです。
でもやっぱり、毎日を全力で生きている子どもたちの相手をしていると、
お互い余裕がなくなってギスギスすることがあります。幸せになろうとしているはずなのに、なんでこんなに辛くなるんだろうと。
その時こう思い直します。私たちは「幸せになるために生きているんだ」と。
(限られた人生の中で、なんでわざわざ大切な人とギスギスしてるねん!と)今や、その「幸せ」の形は本当に千差万別です。
色んな形があっていい。結局、その人次第なんだと思います。だから、私の大切なぽりんちゃんが
ぽりんちゃんの夢や人生を大切にしてくれる人と結ばれて
本当に良かったと思います。
これを読んでくださった皆さんも
どうぞ肩のチカラを抜いて、皆さんの笑顔の為に今後の人生の選択をなさってください。
陰ながら心より応援しています。
(同士、ですから!)
とっても重みのある、ありがたいお言葉ですよね。
実際に不妊治療をして、お子さんを産んで、育てている方の貴重なお話を伺うことができ、
このお便りからもわかる通り、幸せの感じ方は人それぞれだから、子どもがすべてではないよってことが改めて理解できました。
(ちなみにTさんは、元助産師、現役保健師で
現在ご自身の経験やスキルを活かしたお仕事をされています!
妊娠中から赤ちゃんの睡眠のお話とか聞いてもらえて、
産後の相談もできるなんとも心強い、優しさ溢れる女性です。
ブログも書かれているので、もしよければご紹介します♪)
もちろん、愛する人との間にできた赤ちゃんは可愛いに違いないですし、子どもがいる人生はきっと素晴らしいものだと思います。
でも、子どもがいても、幸せに感じることができない人はたくさんいます。
- 赤ちゃんとの生活が不安
- 子育てのことで誰にも相談できなくて不安
- 夫とうまくいかなくなって不安
- お金がなくて不安
- 育児が大変すぎて辛い
- 自分のやりたいことができなくて辛い
- 本当は続けたかった仕事ができなくて辛い・・・などなど。
子どもがいても、こうやって苦しんでいる人もいます。
それに、経済的なことや生活環境の理由で、また、妊娠できない体で、妊活そのものをできない人もいます。
そういう人たちはじゃあ、
その「子どもがいる=幸せ」という価値観からいうと不幸せなのでしょうか?
私はそうじゃないと思います。
子どもがいなくても、一緒に旅行を楽しんだり、趣味を共有して楽しく過ごす夫婦もたくさんいます。
お互い好きな仕事を好きなだけできている夫婦もたくさんいます。
「幸せ」は「なる」ものではなく、「感じる」ものです。
パートナーと過ごせる、日常の小さな幸せをもっと感じてみてください。
毎日の中に、笑っちゃうめっちゃおもろいこと、楽しいことをいっぱい見つけてください。
今ある幸せの延長線上に子どもがおったら嬉しいな。
それくらいに私は思ってます。
子どもがいることだけが幸せではありません。
子どもがいなくても、いくらでも楽しい人生が送れます。
パートナーと手をつないだり、ハグしたり、スキンシップをたくさんとって幸せな時間を過ごしてください。
私も、大切なダーリンと太郎と一緒に幸せな時間を過ごしてます。
今ある健康と幸せに感謝して、あなたらしく人生を楽しんでください。